妻がケータイを落とした
先日、妻がケータイを落とした。
正確には電車の中に置いてきてしまったらしい。何だかんだあって今は無事に手元にあるけど、なかなか良い経験になったのと、次回また同じようなことが起きたときのために記録を残しておこう。
妻が一時的に帰省をしていて、そこから帰宅してきているときに事件は起きた。電車内でポケットにしまったつもりのケータイがなくなっていたという。北千住駅で電車を降りたあとすぐに気付いたけど、扉は閉まってしまった。駅まで迎えにいっていた私のところに駆け寄ってきてケータイを落とした旨を伝えてくる。とてもがっくり来ている妻。
初めての経験だったのでどーするのかよくわからず、とりあえず駅員窓口へ。今乗ってきた電車に落とし物をしたことを伝えると、機種名やら乗っていた車両やらを聞かれ、情報収集が終わると次の次の柏駅で調べてくれるとのこと。松戸は時間的に間に合わなかった。
多分そこで見つかるだろうなぁとたかをくくっていた私。しかしそうはならなかった。十数分待って柏駅から連絡を受けるも、見つからなかったとのこと。マジかー。松戸駅にも落とし物の届けはないとのこと。マジかー。ケータイ持ってっちゃう人いるのね…。
いやー、これはどーすっぺーと二人で立ち尽くす。まぁとりあえずケータイ止めますかってことでDOCOMOショップへ。息子くんは北千住に戻ってくるまでベビーカーに入ってて、その後私の抱っこになって身動きがとれなく騒ぎ始めたので、わたしと息子くんはDOCOMOショップにある子どもスペースへ。その間妻がケータイ停止と場所の追跡をお願いした。息子くんはスペースで遊べて楽しそうだった。
やがて妻が戻ってくると、ケータイの現在のありかが発覚。市川大野駅付近にあるらしいとのこと。どこやねん。いやー、もうこれはどこかの誰かが持っていったこと確定。考えられるケースは
- 悪用しようとして持って帰った
- 拾って駅員に渡すの忘れて持って帰っちゃった
のどっちかしかないでしょう。しかし、なんかものすごく中途半端な場所を示していたので、これはまだ移動中なんじゃないかと予想。誰かが持って帰ったとしたら、もう少し時間が経って場所が落ち着いた頃に再びDOCOMOショップに場所を見てもらおうということにして一度帰宅。帰宅後の妻は元々の疲労とケータイを落としたショックでかなりげんなり。かわいそう…。
とりあえず義実家LINEグループに私のケータイで出来事を伝えると、しばらくして義妹から↓のURLが送られてくる。
無くした携帯を救出!Androidデバイスマネージャーで紛失したスマホを探す方法 | XERA
なん…だと…?
ケータイの位置がわかる…だと…!
というわけで実験開始。私のケータイで試してみると、確かに自宅付近を指し示している。すごいなマジで。
正確性はほぼ担保されたので、妻のケータイでやってみると…おー、ホントだ、市川大野駅付近や。しかもDOCOMOでもらった位置から移動しておる。10分くらい試してみて、場所が移動していないことを確認。これはもうここにあるの確定っすな。とゆーわけで、市川大野にいってみることに。
多分ここにあるのは間違いないけど、とはいえ悪用しようとして持ち帰った人だったらきっとしらばっくれるだろうなぁ、その時は警察にこのシステム見せて一緒に同行してもらえるのかなぁとか色々考えながら市川大野へ。初めて降りる駅で地理もよくわからなかったので、とりあえず付近まではタクシー。
到着するといくつかおうちが。この中のどこかの家があやしい。このシステムには、遠隔で音を鳴らす機能もありそれを試してみるも、聞こえてこず…むむむ?!おかしい。家で試したときはなかなか大きい音で鳴ったのに…やはり外の雑音とかの中だと目立ちづらいのかな…。何回か試してみるも音が聞こえてこないので、これはもう一軒ずつまわるしかないってことで、現時点でこのシステムが指し示している家に突撃。が、知らないとのこと。まぁ知っててもそーゆーとは思ってるけど、一度断られたら引くしかない。じゃあ次はこっち!と聞いた家は、わざわざ中から出て来てくれた。色々親身になって話を聞いてくれるおばちゃん。しかも周りの住民にも聞いてくれた。ありがたい。ただ、結局それでは見つからなかった。そのおばちゃんにも言われたので、まだ聞けてない家もあったけど、一度駅前の交番へ。
駅前の交番にはお巡りさんが何人かいて、事情を説明すると親身に話を聞いてくれた。ありがたいなぁ。紛失届は出してくれるけど、警視庁と千葉県警は連動してないから、東京で見つかる可能性があるならそっちにも届けを出さないといけないらしい。へー、そーなのか。なんて思いながら話をしていると突然私のケータイに着信が。しかも妻から!
↑のシステムで、実は端末にメッセージと折り返し先の電話番号が設定できて、それを私にしていたのでした。あまりにも突然の電話で焦るものの出てみる。が、いくら呼び掛けても返事がない。電話口からはテレビの音が聞こえる。犬?みたいな鼻息も聞こえる。
あ、これ、ペットが誤ってボタン押した感じのやつやー。
しかし、テレビの音が聞こえたのでとりあえずどこかの誰かの家にあるのがわかった。あれ?そーいえば先に訪れたところで、やたらテレビの音が外に漏れてる家があったような…しかもそこはインターフォン鳴らしてない…そこじゃね?と妻の直感。
一通り手続きが終わったのでお巡りさんにお礼を言って、念のため再び戻ってその家を訪れることに。
そして…
ついに、見つかりました!妻のケータイ!その家のおじいさんが持ち帰ってたみたい。妻が乗っていた電車で、目の前に座っていた人らしい。そーゆー落とし物を拾うものの、人に電話したりとか届けたりってのができない状態の人らしい。いや、でも見つかってよかったー!
帰り際に駅前の交番に見つかった報告とお礼を言って、無事に帰ってきたのでした。息子くんにはちょっと悪かったけど、なかなかいい経験になったかな。
今回は、Androidを落としたときに自分でもある程度探索できることを学んだ。落としたりなくしたりしないのが一番だけど、今後同じようなことがあったら今回のことを思い出そうと思う。
何はともあれ見つかって良かった良かった!